何を繋いでいく?

何を繋いでいく?

繋がる想い♡

こんにちは、ふわっともこです。

自分が生れてくる前に
両親が生れて、出会ってくれたから、
自分が存在しますよね。

両親が生れてくる前にも
それぞれのじぃちゃんと
ばぁちゃんが出会ってくれて
生れています。

そして、その命が育まれたからこそ、
今の自分がいるんですよね。

凄く、当たり前なことなんですけど、
それぞれの時代を一生懸命生きてくれた
ご先祖様たちがいて
自分がいるんですよね。

そして、今の日本から想像もできないようような
壮絶な経験をされている方々から
命を繋いでもらっています。

そこで、私のばぁちゃんの話をします。

ばぁちゃんは大正生まれの96歳。
3年前ぐらいまでは1人暮らしをしていました。
それは、ばぁちゃんが60歳ぐらいの頃に
じぃちゃん事故で亡くなってしまったからです。

その時、母はばぁちゃんに一緒に住むかと
話したけれど、1人で暮らす選択をしました。

その頃、ばぁちゃんはかまぼこ工場で働いていました。
仲良しのお友達もいて、
よく互いの家を行ったり来たりして、
自家製の漬物を食べながら、
お茶飲んでおしゃべりしていました。

私のばぁちゃんは父が小学生の頃から
働くワーママだったのです。

そして、8人兄弟の一番上の長女として
育っています。

そんなばぁちゃんから生まれた父は
20代の頃から育った土地を離れ、
転々と移り、
母と出逢い結婚しました。

私の父は、
寂しがり屋で、口下手です。

そして、父の仕事の関係上
生活リズムも真逆で、
普段顔を合わせる時間もほとんど
なかったんです。

だから、
父は私に無関心で愛情が無いと
思っていました。

そして、お酒ばかり飲む父が嫌いでした。

でも、
自分が鬱になって離婚して、
自分を見つめていると、
私は父とそっくりなんだと
気付きました。

自分を赦せるようになったら、
今までに父に抱いていた感情も
嘘のようになくなりました。

そして、私はばぁちゃんも
あまり好きではなかったんです。

子供のころに
親戚のおじさんと
私のことを話していて
悪口を言われていると思っていたからです。

ばぁちゃんは
これまでたくさん心配をしたり、
おもいやりをくれてたと思うけど、
たった一つのそのことが
心に残っていて、
好きになれていなかったのです。

仕事では血の繋がりのない
じぃちゃんもばぁちゃんも
好きになれるのに…

自分の中の矛盾を
解消できずにいました。

しかし、しっかり者のばぁちゃんが
耳が遠くなって、
電話では会話ができなくなり、
認知症になって、
話が合わなくなることが
出てきました。

そして、その状態から
ついに「コケてしまって、前より認知症も
進んだし、トイレもお風呂も
一人で行けず手伝ってる状態だ。
病院に入院するかもしれない。」

ちょうど、ばぁちゃんの様子を
見に行っていた父からの
連絡でした。

今しかもう会えないかもしれない…

ただ、子供を連れて、飛行機に乗って
ばぁちゃんのとこへ
行くのもすごく大変なことで
会えないかなと思ってました。

そんな時、妹が一緒に行こうと
言ってくれたのです。

これは、全てを解消するチャンスを
くれたんだと思いました。

そして、会えたのです。

今まではばぁちゃんの生きてきた経験に
想いを馳せて、話しを聞くことが
ありませんでした。

そのことに、今になって気づいたのです。

話が噛み合わないこともあるけど、
何を大事にして
生きてきたのかを
知るチャンスでした。

ばぁちゃんが1番大切にしていたのは家族。

父はきっと子供のころ
ばぁちゃんにもっと甘えたかったん
じゃないかなと

ばぁちゃんはきっと責任感が強くて
しっかり者だから、
厳しいことも言ってきたんだろうなと。

ただ、今目の前のばぁちゃんは
そんな強さをなく
ただただ優しいばぁちゃんでした。

手を握りながら、話しをききました。

家族の誰々は元気か?
どこにいる?

昔の記憶に戻れば、
ばぁちゃんのお姑さんになっていたり、
自分の実家の家族が元気かと
聞いていたり、

1人ぐらしを選んだばぁちゃんは
自分を貫き、家族への強い思いやりを
持った生き方を貫いてきたんだと
感じたのです。

自分に対してこんなこと言ったっていう
思いは、すごくちっぽけで、
ばぁちゃんと話しているうちに
すぅーっと、消えてなくなりました。
そして、ばぁちゃんの
深い愛情を感じました。

そして、強かったばぁちゃんの横で
夜は父が寝ています。

介護が必要となり、大変な状態だけど、
父もこの時間で
色々抱えてきた感情を
消化しているようにも
思えました。

ばぁちゃんは
昔のように家族を
集め1つにしていました。

戦後から家族を作って
守ってきたばぁちゃんの
想いを大切にしていきたい

こうやって、
代がかわり、
人間の変化を見せて、
学びを与えてくれていることに
感謝でいっぱいでした。

子供の頃から
モヤモヤしていたものは
晴れていきました。

会わしてくれた妹にも
感謝の気持ちでいっぱいです。

今度は私が
家族に恩返しをしていく番。

そして、
子供たちに想いを繋いでいく番。

私の役目をしっかり果たせるように
生きていこうと思いました。

あなたにも繋がれた想いがあります。

それはあなたにとって
いいものも悪いものも
あるかもしれないです。

でも、そこからの学びを活かし
これから
プラスの想いを繋げていくことが
できます。

今を生きているから。

この命を大事に、
あなたに繋がった想いを
大事に生きていきましょう。

長文を最後まで読んで頂きありがとうございました。

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