こんにちは、みさとです。
物事には、いい方と悪い方、二つの側面があり、良い方を見ていきましょうっていうのはよく聞く話だと思います。
後から考えてみたらそれは自分の成長のために起こっていたと思えても、その瞬間はしんどくて、とてもそうは思えない時もあります。
私は7月からある生徒を担当することになりました。
その人は体験レッスンの時から変わった人で、細かい人だな〜と思ってましたが
担当したスタッフのメモには「気さくでとても話しやすい」とあったため
そこまで心配していませんでした。
初回レッスン当日、朝6時からのレッスンでした。
私もたまたま6時くらいに起きてふとLINEを見ると、
講師が来ない、どうなってるんだと怒りのLINEが。
急いで講師に連絡するも応答なし。
6時なのでまだ稼働してるスタッフも他にいなくて、どうしようかと思っていると
怒涛のように、早くなんとかしろ、と次々とLINEが来ます。
とりあえずごめんなさい、確認中ですと謝り続けて別のレッスンを予約したものの
そのレッスンは接続トラブルで中断され、しかも講師の対応の仕方が気に入らなかったらしくまた怒ってしまった。
印象最悪ですとかなり怒っていて信頼残高は地面を破ってマイナスに。
このマイナスからここから2ヶ月間、1対1でサポートできるのか。
正直環境的に同じことが起こらないと絶対言い切れないので
また同じようなことになった時に対応する自信がなく、怖くなってしまい
メンターに私には無理ですと言いかけました。
怒涛にくる怒りのLINEの中でなんて返したらいいかわからずただ謝っていた時は
これが成長の機会なんだ、頑張ろう!なんてとても思えずとにかく早くこの場が収まってほしい、それだけでした。
でもあれから3週間経った今、この人は継続しています。
このようなことがあったというのと、細かい人なので人一倍気を使うので気疲れしますが
マイナスだった信頼残高が0くらいまでは回復できてきていると思います。
とにかく丁寧に、質問に答えてあげると満足してくれることがわかってきたのです。
でもそこに横槍が入ってくることもあります。
講師のミスで別のレッスンが提供されてしまったり。
するとせっかく貯めた信頼残高はまた戻ります。
でもそれでも、私はとにかくこの人に向き合うだけです。
とにかくこの人をスッキリさせて発音力をあげるにはどうしたら良いか。
それだけ考えます。
わからない質問もあります。でもその時は調べたり、聞いたりする。
そうすることで私の知識も増えていき、そしてそれを他の生徒に応用できたりします。
物事に二面性があるというのは、最初はこの人のクレーマー気質で、自分を責めてくるという部分しか見えていなかったのが、徐々に、この人は勉強熱心で毎日しっかり学習に取り組み、自分でもいろんな学習方法を模索し、新しい視点を与えてくれる人、という部分が見えてきたのです。
あのクレームが起きた日はこれからが不安で不安でたまらなかった。
でもそれを、まーこれも修行だしな、って思えたらそれが自分にとって成長できる機会であることが見えてきます。
落ち込んだ時、すぐに上がってこれなくてもいいと思います。
私はとことん落ちるところまで落ちて初めて上がってこれます。
悲しい感情も不安も怖さも感じきったらあとは自然に上がってこれます。
しんどいことが起きたその瞬間は、
修行だ!と思って負の感情を感じまくりましょう。
そしたら浮上してきた時に、それが自分にとって必要なことだったと、思えるようになります。
ありがとうございました。