人生100年時代

人生100年時代

素敵な50代

人生100年時代。

どうしたら、50代以降を今まで以上に楽しく生きられますか?

寿命が延びたからこそ 
長い将来のことが不安になって
きますよね。

20代を謳歌しすぎて、年を重ねた今、自分にはお金もキャリアもないことに気がついた──そんな風にならないために、今から何ができるでしょう?

今までの人生を楽しく生きてきた人であれば、50代になっても何ら変わりはなく楽しく生きることができます。

ただし、どう生きることが
「楽しく生きる」ことなのかは考えてみなければなりませんね。

年を重ねても、若い時に漠然と想像しているような大きな変化が起きるわけではありません。

50代であれば、
「若い者には負けない」などという人はいないでしょう。
このようなことをいう人は、
すでに自分が若くはないことを、自覚しているのです。

それでも、若いときと何もかも同じというわけにはいきません。
視力 聴力、体力、気力 
の衰え。
老化現象と 上手に付き合わないといけないのです。

自覚していなくても、以前のように無理が効かないことがありますし、そのことに気づかないで無理を重ねると倒れますよね。

私のように、大病をすることも
なく50代になるのであれば、
若い頃とほぼ変わることなく生活ができます。
それでも、意識して生活を変えるほうがいいこともあります。

昭和一桁生まれの私の父は 
55歳で定年を迎えましたが、
今の時代は早くに引退して悠々自適の生活を送ることなど望むべくもありません。
父も定年後すぐに仕事をやめたわけではありません。
生活や老後のことを考えたら、
仕事をやめたり、仕事の量を制限したりすることは容易ではありません。

もっとも、生活の問題がないとしても、仕事を続けたいという人はいるでしょう。
そのような人は仕事が楽しくて時間が経つのも忘れ、ときには徹夜をするようなことがあるかもしれません。
仕事には一日の大半を充てなければならないので、仕事が苦痛でたまらないより、はるかに望ましいともいえますが、達成感は得られても、健康を損ねる恐れがあります。

そんなことを若いときはまったく考えなくてよかった。
50代ともなれば、健康な人でも頭の片隅に置いておかなければなりませんよね。

生活の必要があっても、健康を害してまで働くことはありません。
実際に仕事の量を減らせなくても、仕事についての意識を変えることで「楽しく生きる」ことはできます。

仕事をしなければ生活できなくなるというのは本当ですが、人は仕事をするために生きているのではありません。

生きるために仕事をしているのであり、その「生きる」というのは、「楽しく生きる」ことです。
それゆえ、たとえ収入がよくても仕事が苦痛であれば、本末転倒なのです。

仕事の目的がわかれば、必要以上の仕事をしようとは思わなくなります。
少なくとも、したくない仕事はできるだけ避けようと思うでしょうし、仕事の取り組み方も変えようとするでしょう。

アドラーは、人が取り組む課題には 仕事、交友、愛があると言っています。

仕事に全力を注ぐと、仕事以外の課題に割くエネルギーと時間が少なくなります。
しかし、「仕事に多くの時間とエネルギーが取られるので、ほかの課題に取り組めない」のでは
なく、
むしろ「ほかの課題に取り組まないために、仕事にだけ全力を注いでいる」というのが本当のところです。
ですから、人生における仕事の比重を減らしていく必要がありますね。

仕事で達成感を得られる時にだけ自分の価値を見出していると
仕事が若い頃ほどできなくなったときに、
「自分に価値がある」と感じることが難しくなるからです。

過去を手放すことも、楽しく生きるためには必要です。

若いときに成功したことを
いつまでも忘れられない人がいます。
そのような人は、そのあとの人生を、“頂点”だったときと絶えず
比較します。
いつかまた当時のように成功したいと思っても、そのチャンスは
2度と 巡ってこないかもしれません。

しかし、成功しなくても幸福に生きられるということを 知らなければなりません。

さらに、競争から降りることも
必要です。
仕事も対人関係も他者と比べるものではありません。

若い頃は皆が結婚するからと
いって焦りを感じていた人も、
そんなことを気にしなくなれば、楽しく生きられます。
皆と同じような人生を生きても、自分の人生を生きなければ
何の意味もありません。

誰かと競うこともなく、
仕事はしても、成功を目指さず
好きな仕事しかしない。
これは今からでも始められることですよね。

あなたの、残りの人生は
何をして過ごしますか。

私は、ありのままで 自分の人生を謳歌します。

まだまだ、人生捨てたものじゃないので 色々なことにチャレンジしていきますね。

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