不安定な時代で避けられない自己崩壊

不安定な時代で避けられない自己崩壊

こんにちは、しばひでです。

げんご塾に参加していると、
「洗礼」を受けることになります。

例えば、とある主婦は、元々ブログをしていて、
月1万利益を出せるようになりましたが、
ビジネスを続けて、様々な人と話していく中で、
「ブログは自分のしたいことなのだろうか?」
と思うようになったそうです。

そして、一時的にビジネスのやる気も失くし、
葛藤するようになりました。

その後、「Twitter」に興味を持っているということが分かり、「こっちが本当にしたかったことなの」
と思ったそうです。

だから、ブログを辞めてTwitterをしたい
と考えるようになりました。

ただ、「今までブログをずっと続けてきて、
月1万利益を出せているのに、
それを捨てて一からやり直していいのだろうか?」ということです。

せっかく得たものを手放すことに
後悔はしないだろうか?

しかし、ビジネスステージを上げるときは、
たいてい何かを手放さないといけない時が来ます。

前回、4つのビジネスステージ、
依存、実現、貢献、使命の話をしましたが、
ステージを上げる時に、
誰もが直面する「洗礼」というものがあります。

それは、「自己崩壊」です。

その瞬間、今まで積み重ねてきたことが
無駄になるのではという無価値感に襲われます。

この洗礼を乗り越えるか、引き返すかが、
ステージを上げるための分岐点になります。

今までブログをしていた経験は、
決して無駄になりませんし、
Twitterを突き詰めていく中で、
必ず今までの経験が活きてくる時があります。

実は、多くの漫画にも「洗礼」の描写があります。

例えば、「鬼滅の刃」には、
「自己崩壊」に関する描写がとても多いのです。

昨年大ヒットしました映画、無限列車では、
主人公(炭治郎)が自分の無意識と
戦うシーンがありましたよね。

主人公は無意識の中で過去の家族との
回想をしており居心地が良く、
「このままここに居たい」という意志と、
「残ると使命を果たせない」という事実が、
衝突して葛藤してしまいます。

ここでは、家族とこのまま居たいけれど、
現実ではないと判明したら回想を断ち切ることを
自分と約束しなければなりません。

しかし、主人公が選択したのは、
「本当に夢なのか?何か理由があるのでは?」
と、現状を受け入れる方法を探したのです。

その後、「ごめん、ごめんなあ六太。
もう一緒にはいられないんだよ。だけど、
いつだって兄ちゃんは、お前のことを
想っているから、たくさんありがとうと思うよ、
たくさんごめんと思うよ。忘れるなんてこと無い
どんな時も心は傍にいる。だからどうか許してくれ」

と、自分と家族、そして使命と向き合い、
やっとの思いで葛藤に勝ち、
夢から覚めることに成功しました。

自己崩壊に陥った時に妨げになるのは、

「今までの自分」です。

過去の自分を否定することになるので、
強い意志がないと簡単には崩せないのです。

鬼滅の刃は昨年完結しましたが、
現代人が自己崩壊に陥りやすくなったから、
大ヒットしたのです。

また、「自己崩壊」が流行した背景に、
現代人にヒットしている漫画に共通点があります。

それは、「味方と敵の境目が無くなってきた」ことです。

「今まで味方だと思っていたら、実は敵だった」
「仲間の中に敵が混じっている」ということが多くなりました。

昔はあまりなかったことなのですが、
ここ数年のワンピースも仲間が敵になったり、
主人公が今までのコミュニティから離れて、
一時的に違うコミュニティに属したり、
必要に応じて、敵、味方、関係なく協力し合う
ような様々なケースが増えてきました。

1つのコミュニティに留まっていた時代が、
今は、様々なコミュニティに同時に属して、
入ったり抜けたりを繰り返す時代なのです。

そうなったら、今の人たちにちは、
「絶対的なもの」がなくなってきているのです。

そんな「不安」が具現化された時代には、
常識では考えられないことが起こる、
漫画が流行るのです。鬼滅の刃もそうですね。

日常の世界の中の不安が、
「この平和な世界はいつか壊れるんじゃないか」
ということを、多くの人が心の中で思っていることなのです。

つまり、突然、「自己崩壊」が始まってしまう
ということですね。

そのためにも、自分自身を知り、
自分軸を持つことがこれからの時代には
必要になってきます。

貧富の差もこれからの時代で拡大しますが、
自分軸を持つ人と持たない人の二極化も
拡大していくということですね。

皆さんも、げんご塾に入って、
これから行動していく中で、
「洗礼」を受けることもあるかもしれませんが、
プラスに解釈をして受け入れて、
ビジネスステージを上げていきましょう。

それでは、ありがとうございました。

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