時間を制するものは、人生を制す

時間を制するものは、人生を制す

月曜日の朝

休日気分を引きずったまま月曜日を迎えてしまい、なんだか1週間ずっと、だらだら過ごしてしまった――
そんな経験は誰しもありますよね。
1週間を生産性高く過ごすためには、月曜の朝の過ごし方が重要なんですよ。

皆さんは、月曜日の朝、気持ちよく起きられていますか?
目が覚めると、
「寒いなあ、布団から出たくないなあ」「今日からまた1週間仕事か」と、ネガティブなことを考えながら1週間がスタートするという人も多いのではないかと思います。しかし、これは実にもったいないことです。

ネガティブな感情は、
生産性を約30%低下させ、
ミスを10~20%ほど増加させると言われています。
すっきり目覚め、ポジティブな気持ちで1日をスタートすることは、仕事の生産性を高めるためにも大事なことなのです。

では、ここで8つのポイントをお伝えしますね。

1.明るく 元気な曲で起きる

朝、ネガティブな気持ちになりやすい原因の1つが夢です。
夢というのは、7割が悪い内容だという説があります。
何となく不安な気持ちで目覚めたときは、覚えていなくても悪い夢を見ていた可能性があります。

悪い夢を見ていたことを覚えていれば、「夢でよかった」と嫌な気分を払拭することもできますが、
覚えていないと逆にそれができません。そこでお勧めしたい習慣の1つ目が、明るく元気な曲をアラームにして目覚めること。寝起きの漠然とした不安を打ち消し、感情をポジティブに塗り替えましょう。

ポイントは、「好きな曲」ではなく「明るく、前向きな気持ちになれる曲」を選ぶこと。クラシックやバラードよりも、アップテンポの曲や、アクション映画のテーマ曲などがお勧めです。

毎朝楽しい気持ちで起き上がれるようにするといいでしょう。
また、夢の内容はコントロールできませんが、夜は少しでもいいので、嬉しかったことや楽しかったことを思い浮かべてから眠ると、悪い夢を見にくくなるかもしれませんね。

2. 目が覚めたら5秒でふとんから出る

2つ目は「5秒ルール」です。
人は5秒経つと、やらない言い訳を考え始めると言われています。

目が覚めてから、横になったまま
「寒いなあ」「眠いなあ」
「今日のプレゼン、やりたくないなあ」と考え始めると、
どんどん起き上がるのが億劫になってしまいます。

目が覚めたら、起き上がるのが面倒になる前に、「1、2、3 GO」で立ち上がりましょう。
とりあえずふとんから出て、
リビングに向かいながら、
「今日は寒いなあ」「今日はあの仕事をやらなくちゃ」と考えればいいのです。

一度始めてしまったことは、今後は止めるのが面倒になるもの。
考えるより先に身体を動かして
しまいましょう。

3. 朝はニュースよりもお笑いや映画を見る

3つ目は、「報道番組は見ない」こと。朝起きると、まずテレビをつけて、
ニュースを見ながら朝食をとったり、身支度をしたりする人は多いと思いますが、私はこれを止めたほうがいい習慣だと考えています。

報道番組は.ネガティブ情報であふれているからです。
いいニュースももちろんありますが、事件や事故といった気が滅入るような情報が大変を占めています。
しかも、それらはたいてい、仕事と直接関係のない情報です。
イライラさせられる
「CMまたぎ」もストレスに
なりがちです。

ネガティブな気持ちは仕事の生産性を低下させます。
だったら、報道番組を見るよりも、
前日までに録画したお笑い番組や好きな映画を流すのもいいでしょう。

朝の時間を不安や憤りを感じる
ニュースを見ることに使うのか、
自分の人生を豊かにする勉強や趣味に使うのかでは、得られる効果が2倍以上違うのです。

4. 朝は絶対怒らない

4つ目は、「朝は絶対怒らない」とルールを決めること。
朝は、怒りやすい理由がいくつもある時間帯です。寝起きが悪かったり、嫌な夢を見たり、会社や
学校に行きたくないと思っていたりして、
朝は日中よりも機嫌が悪いことが多いもの。
さらに、他人になら怒るほどではないことでも、遠慮がない家族だからこそ、怒ってしまうこともあるでしょう。

ですが、怒ったり怒られたりして、1日がネガティブな気持ちでスタートしてしまうのはもったいないことです。
そこで、
「朝は怒らない」というルールを家族で決めましょう。

ルール化することで、怒ってしまったとしても、「ああ、ふだんならこんなことで怒らないのにな」と自分を客観的に意識することができ、怒りが収まりやすくなります。

幼い子供がいる人は、時間が限られていることを逆に利用して、ゲーム感覚で支度を進めてみてはいかがでしょうか。

例えば「7時45分までにどこまでやれるか競争しよう」と言って朝食や着替えなどに取り組ませると、「早くしなさい」と言われるよりも、子供も素直に動くように思います。

5. 前日夜に通勤準備を済ませる

5つ目は、通勤準備の一部を、前日夜にやってしまうことです。

人間の集中力は、朝が一番高く、夜に向けてだんだん低くなっていくもの。集中力の高い朝に、生産性のないことに時間を使うのはもったいないことです。
特に月曜の朝は、前日に日曜の夜と
いう特別な時間があります。
月曜の出勤準備は、日曜のうちに
できるだけやってしまいましょう。

着ていく服も日曜のうちに準備して
おけば、月曜の朝、服選びに時間を
使う必要がなくなります。

6. 時間をお金で買う

また、そうした準備にかかる時間を
短縮する観点からお勧めしたいのが、「時間をお金で買う」という6つ目の習慣です。

吸水力の高いタオルや
出力の大きなドライヤーは値が張り
がちですが、
お風呂上りや朝の身支度にかかる時間を間違いなく短縮してくれます。
多少高価だとしても、長年使うものでもあるので、1日あたりの単価にすれば大したことはないですし、
それによって時間に多少なりとも
余裕が生まれるのであれば、
むしろコストパフォーマンスはいいと言えます。

7. 最優先の仕事は朝イチでやらない

7つ目は、
「いきなり優先順位の高い仕事からやらない」ことです。

締切の迫っている仕事があって、出勤直後からエンジン全開で取り組めるという場合はもちろんそうしていいのですが、通常はなかなかそうもいきません。運動と同じで、ウォーミングアップが必要です。

優先順位の高い仕事に向かって弾みをつけるために、軽い仕事や
ルーティンワークから始めましょう。

毎朝ウォーミングアップとして
15分間、「今日やることの確認」行なっています。

このように、ウォーミングアップの一つひとつは小さい仕事ですが、「15分間だけ」などと時間を決めて、一通りやったら、
優先順位の高い仕事に移りましょう。

休み明けは何かと雑務が溜まりがちなので、月曜だけは30分などいつもより時間を長めにとってもいいかもしれませんが、あくまでウォーミングアップ。

午前中の集中力の高い時間を、
優先順位の高い業務に使えるよう、ある程度の時間で切り上げるように注意しましょうね。

8. タスクは全部1カ所にまとめて管理

最後に、毎日のタスクを効率よくこなすためにお勧めしたい習慣が、
「やることをノートに全部書き出すこと」です。
ノートでも手帳でもスマホの
スケジュールアプリでもいいのですが、大事なのは、「やることがすべて1カ所にまとまっていること」です。

すべてのタスクが1カ所にまとまっていることで、仕事の総量が把握しやすく、すぐやらなければならないもの、人に任せるべきもの、先送りしてもいいもの等の優先順位もつけやすくなります。

私は、手書きがしっくりくるので
ノートを使っていますが、
タスクをまとめて管理できるのであれば、デジタルツールでもいいでしょう。

逆にお勧めできないのがフセンです。フセンは、一見わかりやすいようですが、実は見慣れやすく、貼ってあるのに忘れてしまうということが起きがちです。
また、タスクが完了してフセン
ごと捨ててしまうと後から見返すことができないのもデメリットです。

ノートを書くタイミングは朝に限らず、思いついたらその都度です。
今日やらなくてもいいことは、
翌日のページにあらかじめ書くこともあります。仕事に関するタスクばかりでなく、「公共料金を支払う」「荷物を送る」といった
プライベートのタスクもまとめて
書いています。

頭の中には絶えず色んなことが
思い浮かびますが、その都度書き出すことで、安心して一旦忘れられます。
「何か忘れてるような気がするんだよなあ」というもやもやに脳のリソースを使うことなく、クリアな頭で目の前の仕事に集中できるのです。

集中して生産性高く仕事に取り組むためには、リズムに乗り、
それを乱さないことが必要です。

特に月曜の午前中に勢いがつくと、
1週間波に乗ることができます。
月曜の朝を大事に過ごして、1週間、1カ月、1年、そして人生を変えていくことが出来るのです。

午前中を制する者は人生を制する
言い換えると、
時間を制する者は人生を制する
なんですよ。

朝の時間はとても大切です。
毎日早起きすることをお勧めします。

朝なら、出勤の準備をするまでという明確な期限が決まっているので、
〆切効果が発揮され、
集中しやすいのです。
急な会食が入ったり、残業が発生したりして予定が立てにくい夜と違い、朝は自分さえ起きられれば
邪魔が入らない時間でもあります。

私は、3人の子育てをしましたが
朝の時間は、誰にも邪魔をされずに
集中して勉強をすることができました。
たった、15分間でしたが
とても濃い時間で、1時間にも
2時間にも、匹敵していました。

その、毎日の積み重ねが 力となり、自分を成長させました。

また、集中力は朝から夜にかけてだんだん落ちていきますので
同じ1時間でも、朝7時から8時と
夜の19時から20時では
生産性がまったく違います。

朝には様々なプラスの効果があるので、月曜に限らず朝の時間を
有効に使うことが大事ですよね。

早起きができないと、言われる
あなた

まずは月曜の朝だけは早起きを実行してみるのはいかがですか?

その内に、習慣化して
毎日 早起きができるようになりますよ。

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