転落防止

転落防止

命を救う

マンションや住宅のベランダや窓から、幼い子供が転落する事故が
後を絶たない。

子供は、思わぬ行動をとることが多く、危険箇所の安全確認を怠らないようにしたい。

子供の転落事故は、気候が暖かくなる5月が多い。
外気を入れようと窓を開ける際は
注意が要る。

2歳児が網戸に寄りかかり、
網戸ごと転落したケースもある。

幼児は歩き回れるようになると、
好奇心から大人が想定しない行動をとりがちだ。安心はできない。

以前に住んでいた
マンションでも、何件かの転落事故を耳にしたことがあった。

2段ベッドを窓側に接するように
置いていたようだった。
上に寝ていたはずの子供がいないことで大騒ぎ。
よく見ると、網戸が外れていて
窓の下を見ると、子供が庭に。

また、2歳の男の子が
マンション4階のベランダの手すりを越え、落下したこともあった。
ベランダには、施錠してあったが
数日前から、鍵を開けられるようになっていたと、
後からママ友に聞いて
ビックリした経験がある。

マンションだけではなく、
転落する場所は、たくさんある事を思い知った。

それは、三女が11ヶ月の頃であった。
家を出て直ぐの所に、公園がある。
目を離した時に、次女と2人で
公園に行っていた。

ウトウトしていた、私は
庭でしていた子供の声が、聞こえないと ハットした。
我に返った。どこに行ったの?
外に見ると、公園にいた。

三女が、滑り台の階段を登っていたのだ。あと、2段で登りきろうとしていた。
ここで、三女の名前を呼んでは
危ないと思い、次女の名前を呼んでみた。
どちらでも、結果は同じだった。

自分の名前ではないが
親の声に反応をして、降り返り
その瞬間に、頭から落ちた。

オデコと、鼻の下から
血が出ていた。

慌ててそばに行き、抱き抱えた。
意識は、はっきりとしているが
頭の骨を、骨折していないか?
他にケガはないか?

あーっ!なんで目を離したのだろうか?
自責の念に、苛まれた。

こんな事を、思いながらも
病院の救急外来に連絡をして
観て貰った。

頭の骨折もなく、他にはケガもなかった。
ホッと一安心をしたその時に、
医者からの一言。

「お母さん!目を離さないでね」

心に刺さった。

こんな、思いは二度としたくない。
自宅に、いる時は
必ず目を配るように 心がけた。

コロナ禍の世の中で、
家で、過ごす時間が増えたご家庭も、多くある。

ベランダで遊ばせる親も多い。
テーブルや椅子を、置いてくつろぐ
「べランピング」も人気になっている。

在宅勤務中だったり、幼い子供が複数いたり、絶えず子供の動向に、目配りするのが難しい家庭もあるだろう。

普段から事故の、危険がないか
チェックし、リスクを取り除く
ことが、重要だ。

ベランダの整理整頓、手すりを越えられそうな場所に荷物を、置かない。
クーラーの室外機を、手すりから遠ざける事も、有効だ。

親の目線ではなく、
子供も目線からで。
子供は思いもよらない行動をする事を、念頭に置いて
今の暮らしに危険が、ないかを
見直していきましょう。

貴方の家には、危険はありませんか?

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