家族の絆を深める日
5月5日 こどもの日
ゴールデンウィークの抜けるような、青空の中を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。
初夏の風を連想させる風物詩ですね。こどもたちもそのように伸び伸びと育ってほしい、そんな思いを込めてお祝いするのが5月5日の「こどもの日」です。
そして同時に、古来「端午の節句」と呼ばれる日でもあります。
何がどう違うの?と疑問に思う方も多いことでしょう。
こどもの日は、端午の節句の日でもあります。
子どもたちみんなが元気に育ち、大きくなったことをお祝いする日です。
もともと5月5日は「端午の節句で、
男の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをする日でした。
1948年に、5月5日を
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」お休みの日と決められてから、端午の節句の日が、
こどもの日にもなりました。
そのため本来は、男の子のための日でしたが、今では子どもたち
みんなをお祝いするようになりました。
子どものお祝いだけじゃなくて「お母さんに感謝する」という
意味もあったのですね。
ご存知でしたか?
5月第1日曜日は 母の日です。
父の日も 6月にありますが
まだまだメジャーではありませんよね。
イクメンが増えてきて、子供さんを抱っこしたり、ベビーカーを押している姿をよく目にします。
本来なら、お父さんにも
もっともっと感謝をしないといけないのに なんて思っていますね。
あー。母親で良かったなんて
この時期に、なると思うのです。
子供たちは、大切なお小遣いで
毎年 プレゼントをしてくれるのです。
何故か、父の日は忘れ去られてしまい寂しい思いを、している我が家の父親がいますよ。
では、
端午の節句ってなぁに?
端午の節句は、
もともとは病気や災い(悪いもの)をさけるための行事でした。
「菖蒲(しょうぶ)」は、武士の言葉や道具に似ていることから、だんだんと男の子の行事になっていったという
説もあります。
どうしてこいのぼりを飾るの?
「鯉」は、強くて流れが速くて強い川でも元気に泳ぎ、滝をものぼってしまう魚。
そんなたくましい鯉のように、子どもたちが元気に大きくなること願っています。
五色の吹流しは、子どもの無事な成長を願って悪いものを追い払う意味が込められています。
柏餅(かしわもち)を食べよう
柏の葉でおもちを包んだものが柏もち。
柏の葉は、新しい芽が出るまで落ちない、というところから、
“子孫繁栄”の縁起を担ぐとされています。
菖蒲湯(しょうぶゆ)に入ろう
ずっと昔、端午の節句ではこどもの日には菖蒲の葉を入れたお湯につかるといいと考えられていました。
菖蒲の葉っぱは香りが強いため、病気や悪いものを追い払ってくれるとされているからだそうです。
それが今になるまでずっと伝わってきているのですね。
かぶとを飾ろう
かぶとは昔、体を守るために使われていましたよね。
そのため、子どもの身を守って元気に大きく育つようにという意味が込められているとも言われています。
あなたの家庭では、
どんなお祝いを しますか?
こどもの日の過ごし方はご家庭によってさまざまですが、昔ながらの基本は抑えつつ、お子さまの喜ぶことをして過ごすしましょう。
こどもの日を「家族の絆をより深める日」として考え、思い出深い一日になるよう早めに計画を立ててみませんか?